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 今回は7章と8章を読みました。

 

 7章では創業者の3人のリーダー性について書かれています。

 CEOを務めているブライアンチェスキーは、経営の方法を自力で学ばなくてはいけませんでした。そこでチェスキーは学習の方法を「情報源に行くこと」と呼んでいます。たくさんの人の中から1番確かな情報源を探り、誰よりも詳しい人ひとりにだけ話をききます。実際にチェスキーは大物との人脈を作り、それぞれの部門の情報源を探し話を聞きに行きました。この学習方法の原則は、その道のプロを見つけるにあたって思いがけない分野を当たることです。例えば元CIAの人には信頼や安全に関することではなく組織への忠誠を感じさせる方法を聞きました。 

チェスキーに関わったことがある人は皆、チェスキーは学習者で集中力と好奇心がすごいといいます。また、先を読む力も褒めています。彼の原動力はお金や名声などではなく、会社が好きでやっていて使命だと感じていることだそうです。

 

 プロダクト担当のジョーゲビアは前向きでやる気満々のリーダーである一方完璧主義者で知られており、周囲は失敗したときに報告しづらく感じていました。そのことからゲビアは社員はリーダーをみて行動していると気がつき、社員に自分が学んだことを話しました。完璧でなくてもプロダクトを表に出していいこと、素早い決断が必要なこと、80パーセントでいいことというスローガンを出しました。

 

SEのネイトブレジャージクは技術とコーディングの天才で複雑な問題を考え抜き、単純に落とし込むことが得意な分析的な人です。ほかの2人とは全く違う性格を持ったことで異なる視点からの意見を持つことができたのです。

 

3人が性格診断したときにはそれぞれが全く別の類型に分類され、3人の類型はそれぞれぴったり等間隔に離れていたそうです。それぞれ違ったからこそ成功できたのだと彼らは言います。「3人の持ち寄るものがひとつになったから、この数年の困難を乗り越えられたのだ」と。

 

 8章では今後について書かれていました。

宿泊場所だけでなく旅のすべてを提供するということです。レストランや体験などその場所でしかできないことをゲストにやってもらうのです。

チェスキーはテクノロジー企業の生き残りは、新分野に乗り入れる意欲があるかどうか、CEOは自分を律して既存事業よりも新分野への乗り入れを優先させなければならないし、新しいプロジェクトを自分のものとして個人的に受け止めなければならないと考えました。

 

Airbnbの急成長と拡大は性格の異なる3人が集まって使命を果たすためにした努力とそれぞれの能力が合わさって始めてできたことだということがわかりました。1人でも欠けていたりタイミングが違ければ今のairbnbというものはなかっただろうと思いました。