9.

 

今回は前回の続きである129ページから3章の最後まで読みました。

 

この中ではairbnbのホストの人たちが立ち上げたスタートアップについて書かれていました。

スタートアップはairbnbのホストを経験した上で面倒や困難なことをなくすようなものでした。

例としてあげると、鍵の受け渡しです。旅行やフルタイムの仕事をしているホストがゲストに直接の鍵を渡すことが困難な場合があるときに地元のカフェやバーに受け取り用のボックスを設置することで面倒を解消しました。女性ホスト向けに作ったコンサルタント会社もありました。

このことからairbnbという会社のもつ熱意や思いがまた新しい会社やアイデアを起こしていると思いました。

 

また、前回の記事で触れたairbnbのコンセプトである「世界中を居場所にする」というもののより深い意味を確かめています。

 

『「世界中を居場所にする」ことは、一過性の出来事ではない。airbnbで旅すると、自分という人間が変わる。airbnbの旅は自己変革の体験だ。airbnbはそれを「世界中を居場所にする自己変革の旅」と呼ぶ。旅に出るときは誰しも少し心細い。airbnbの宿に着くとホストに受け入れられていると感じ、その心遣いを感じる。そして自宅にいるような安らぎを感じ、いつもの自分になれる。そうなったとき、人はより自由で、より優しく、より満たされた人間になる。すると彼らの旅も満たされる。』

 

これはairbnbの言い分ではあるが今のようにairbnbが拡大した大きな理由はそこにあると言いました。

 

このことからairbnbのシステムは昔では考えられないようなものだし、今でも利用することが考えられないひともいます。しかし、airbnbをわざわざ選んで旅をしているひともいるし、カルト的に惚れ込んでいるひともいます。何か新しいことをするときには必ずしも万人に受けるようなアイデアでないにしても誰かは受け入れてくれると思いました。創業者が何か一つでも信念を持ち続けることで人々にも伝わり、このように大きく発展していくのだと思いました。