7.

 

今回は第2章の続きである84ページから第2章の最後である106ページまで読みました。

 

読んだ中で印象に残った箇所が2つあります。

 

一つ目はチェスキーとゲビアが美大出身のデザイナーであるからこその考え方です。彼らにとってデザインとは「もの」ではなくら「全てがどう上手く機能するか」ということでした。初期の段階で多くの投資家が懸念したポイントは最大の武器であったのです。

 

二つ目は初期から2011年までずっとユーザーの安全面に対する事件が一つも起きておらず、予想してなかったなかで事件が起こったときについてです。

その事件とはEJという女性の部屋がゲストによってめちゃくちゃにされてしまったというものでした。散らかしたわけではなく、暴力的に破壊したのです。彼女のカメラや祖母の形見や出生証明書など大切なものまで盗まれてしまったのです。

この事件の時、どのように対処するべきなのか3人はアドバイザーたちに助けを求めましたがその答えはバラバラでした。責任を認めてしまえばクレームがさらにきてしまうと言う人や、とにかく黙っているべきだと言う人もいました。

そのなかでチェスキーは当たり障りのない手紙を公開しました。しかし、最高のアドバイザーたちに従ったことによって事態がさらに悪化してしまったのです。

 

そのことでチェスキーは会社への影響だけを考えているアドバイザーの言うことは聞かない方がいいと気づきました。結果を操ろうとするのはやめて、自分たちの価値観に沿って経営すべきだと。チェスキーは本心を書いた手紙を公開し、airbnbは和解した。

 

この経験からチェスキーは「危機のときコンセンサスで決めると、中途半端な決定になる。それはたいてい最悪の決断だ。危機の時には、右か左かに決めるべきなんだ。」と語っています。

 

アドバイザーの中にはマークザッカーバーグやリードホフマンなど有名で素晴らしい起業家がいるなかでその人たちのアドバイスを聞かないと決断することは難しいことだと思います。様々な意見を聞いたり、会社が大きくなってきてしまうと自分たちの価値観に沿っていくことがどんどん難しいことになっていくと思いますが、どんな状況でも最も大切にしなければならないことを最優先にし対処していくとが大切であるとわかりました。