12.

 

今回は5章と6章を読みました。

 

 

 5章ではairbnbが直面した法律の問題について書かれていました。特にニューヨークでの反airbnbとの闘いは激しいものとなっていました。問題としてはプロホストと呼ばれる何軒もの物件をairbnbで貸し出すためだけに借りてお金を稼ごうとしている人たちがいたことで起こりました。その時のニューヨークでは物件不足と賃貸料の高騰が問題となっており、それの原因がairbnbなどのホームシェアのビジネスだと考えたのです。Airbnbでは中流層が暮らしを良くするための手段として使ってもらうことを望んでいたため、プロホストを排除するために努力していました。いくつかの大都市でもホームシェアを取り締まる規制となる法律が制定されました。

チェスキーはこのような事態が起こることを初めから予想していました。チェスキーがよくスピーチで引用する言葉が印象的でした。

「理性的な人は自分を環境に合わせる。理性のない人は環境を自分に合わせる。それゆえ、すべての進歩は理解のない人にかかっている」

 

自分を環境に合わせるのではなく自分がやりたいことのために法律さえも変えてしまうという行動力の高さを表した言葉のように思います。理性だけで考えてできないと思うのではなく、感情から現れた行動を大事にすることも大切なのだとわかりました。

 

 6章ではairbnbが世界中で流行する中でのホテルの対抗について書かれていました。Airbnbが始まったときにはホテル業界では知らない人もいたくらい脅威とは感じられていませんでした。しかし、どんどん市場を広げていくに従って凄さを認識したのです。airbnbはホテル業界にも多くの影響を与えています。民泊に乗り出したり、客へのサービスの仕方をより親しみやすくしたりと様々なことをしました。

 最初は相手にもされなかったairbnbが経営の参考されるまでに成長していることに驚きました。ホテル業界が心配するまでの拡大の仕方は新たな顧客のニーズをうまく捉えていたのだと思いました。