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今回は第1章の続きである53ページから60ページを読みました。

 

 前回触れたように党大会終了後から予約がされなくなり、サイトが閑散となったことでなんとかしなければならなくなった3人が党大会前から考えていたアイデアを復活させます。

 そのアイデアとはホストにタダで朝食を送りつけ、それをゲストに渡してもらうという作戦でした。朝食といってもネーミングで注目を集め、会社を売り込むためのものです。送り込むものはシリアルです。ブランド名を「オバマオー」と勝手に名付け、シリアルの箱を自分たちでデザインし、歌まで作ってしまいました。また2人はメディアの注目を集め、シリアルの売り上げは2万ドルから3万ドルとなりました。これはのちにスタートアップの例として話題となります。

  しかし、シリアルと関係のない肝心のサイトには誰も集まらず、どうすれば良いかわからなくなっていました。

 そのとき、サイベルがYコンビネーターというスタートアップ支援プログラムに応募するべきだと言いました。3人は応募して、面接を受けに行きます。この面接はとても厳しいことで知られており、応募者をガンガン質問ぜめにします。 

 面接は失敗に終わります。面接官からすればこのアイデアは問題外だと感じられたからです。

 しかし、帰宅中に電話がかかってきて合格が知らされます。実は面接が終わったときに手土産として渡したシリアルが決め手となったのです。このことで3人はもう一度チャンスが与えられます。

 

 

 シリアルを広告として利用するというアイデアはなかなか思いつくものではないし、またメディアの注目を集めて売り上げを伸ばすことができたのは素晴らしいと思います。何度失敗しても諦めないことは言葉にすることは簡単かもしれないけど実際に行動することは難しいことです。諦めないという強い気持ちが大切だとわかりました。