3.

 今回は第1章の途中である43ページから53ページを読みました。

 

 ここではサウスバイと言われるテクノロジー業界最大といわれているイベントでチェスキーとゲビアが「創業の父」と慕うマイケル・サイベルという人物に出会います。

 

 このサイベルという人は今では2度の大きな成功を収め、起業家の相談役として知られています。多くのことを知っているサイベルに2人はアイデアを求め、サイベルは毎週フィードバックと助言を与え続けました。

 ゲビアはサイベルについて、自分たちを見張っててくれ、道を外れたときには教えてくれる人だと言っています。

 

 また、この時CTOであるブレジャージクは他のスタートアップを手掛けようとしていたことと、エアベッド&ブレックファーストの仕事について懐疑的に思っていたこともあり、力を入れることをやめていました。

 しかし、チェスキーとゲビアがサイベルと出会ったことで野心的な将来像が見えてきたことにより、ブレジャージクが聞きたかったことがわかり、再びエアベッド&ブレックファーストに集中することとなりました。

 

 サイベルに紹介された投資家たちには売り込みを全て拒絶されました。それでも3人はめげずにプロダクトの改良を続け、サイトが完成しました。

 この年、民主党大会がデンバーで開催されます。しかし、ホテルの数が大幅に足りないという事態に陥ります。このことに3人は目をつけたのです。地元の1番小さなブログに売り込み、その弱小ブログの話題が人気ブログに取り上げられ、地元紙に掲載され、地元テレビ局でも話題になり、ついには全国紙でも取り上げられたのです。

 このことでことが進み始めます。800人が部屋を掲載し、80人のゲストが予約したのです。

 しかし、党大会がおわるとともに予約はなくなったのです。

 

 

 3人にとってサイベルとの出会いはとても大きい意味となったことがわかります。どこでどんな人と出会うかどうかは出会うまではわかりませんが、人との出会いはとても重要なことで人生さえも変わってしまいます。3人の出会いもサイベルとの出会いも必然であったように思います。

 

 デザイン国際会議の時と同様に3人のメディアの使い方のうまさに驚きました。思い描いたことと同じように小さいブログから全国紙にまで掲載されるまでにできることは凄いことだとおもいました。また、どんなに投資家に断れても諦めない強さが素晴らしいと思いました。